院長からのアドバイス

お子様がインフルエンザに罹ったら見守りを!

インフルエンザが流行しています。マスコミでも言われている通りインフルエンザに罹ると異常行動の出ることがあります。

以前は抗ウィルス剤のタミフルが原因では?と言われていた時期があります。その後の研究で、インフルエンザの子供をタミフル投与するチームと投与しないチームに分け異常行動の出る割合を調べたところ異常行動の発生割合に差はありませんでした。

さらにインフルエンザウィルスの影響が脳に及び異常行動やせん妄などが、出現することもわかりました。

例えば2階から飛び降りたり、部屋中走り回ったり、壁に向かってしゃべったりなど見られます。ですから保護者の方は大きい事故につながらないようお子様の見守りが必要です。

またそういう症状が長く続くときは脳症の可能性もありますのでそんな時は救急を受診してください。

インフルエンザは普通のかぜの強めと軽く考えないほうがいいと思います。